スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

帝の回し方

 こんばんは。「ケーリー・ハミルトンの定理」が最近の中高生には通じないと聞いてちょっと哀しくなったハミルトンです。

 今回は「十二獣帝」の話をしようと思います。
 構築をアップしたところ、「回し方がよく分からん」「このカードどうやって使うの?」などの質問が多数寄せられたので解説記事という形になります。
 初歩的な部分や効果テキストなどはあまり貼らないので、ちょっと帝を触った事がある人向けの記事になってしまうかと思われます。
 内容的にはあまり面白い物ではないので、「今期帝を使いたい!」「帝に興味がある」「帝ってどうせ事故デッキなんじゃな~い?」という方のみゴートゥー次の行


1.帝における十二獣の仕事

 帝デッキは「アドバンス召喚」を行う事が目的のデッキです。
 アドバンス召喚を行うには「リリースするためのカード」と「上級モンスター」が必要なので、帝デッキは古来から「強いリリース確保カード」と「強い上級」を模索してきました。
 「強い上級」に当たるモンスターはアイテールやエレボス、虚無魔人など既に十分出揃っているため、9期以降の帝デッキの改善点は「リリース確保カード」の性能の向上でした。

 リリース確保カードに求められる性能は「1枚で多くのリリースを確保できる事」「上級を引いていない時に単体で仕事が出来る事」「リリース確保だけでなくオマケがついてくる事」などが挙げられますが、十二獣はその全てを満たしています。

 開局もしくはベイゴマックスから十二獣の十八番であるモルモラット展開を行う事によって、「召喚権を使わずにドランシア+モルモラット×2+手札に獣戦士」という結果を得る事が出来ます。

 これにより、上級獣戦士を手札に入れておくと「手札1枚でアドバンス召喚させつつドランシアやランク4でアドを取る」という構えが成立します。

 「アドバンス召喚が成立」というのは言い換えれば帝王の開岩を起動する事により最も強力な上級モンスターであるアイテールにアクセスする事が出来るのです。

  初手:ベイゴマックス+開岩
ベイゴマSS、タケトンボーグをサーチしてSS、インヴォーカーでモルモラットAをSS、ワイルドボウSS、タイグリスSS、タイグリス効果でモルモラットBをSS、ブルホーンSS、ブルホーン効果でモルモラットCをSS、ブルホーン効果でマンティコアサーチ、ドランシアSS、モルモラット×2でランク4モンスターをSS、帝王の開岩を発動し、インヴォーカーをリリースしてマンティコアをアドバンス召喚。開岩の効果でアイテールをサーチ

【結果】場:マンティコア+ドランシア+ランク4+開岩  手札:アイテール
 


 

 2.十二獣要素からの拡張ムーブ

 十二獣の動きは「獣戦士をサーチ」「ランク4を作る」など、終着点の先に更に拡張性があります。
 一例を紹介していきます。

・キングレムリン

 モルモラット展開のランク4でキングレムリンを作る事によって、«バイトロン»をサーチする事が出来ます。

«バイトロン»
星6/水属性/爬虫類族/攻2400/守1000
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が越えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。



 貫通効果はオマケです。このカードの真価は「2400/1000」というステータスにあります。
 要するに「帝ステータス」ですね。
 十二獣の通常の動きでは手札に上級モンスターを加える事が出来るものの、対応する獣戦士上級モンスターの中に帝ステータスのモンスターが居ないため、アイテールにたどり着くためには開岩を素引きする以外ありませんでした。
 しかし、キングレムリンとバイトロンを採用する事によってベイゴマ1枚で「場:ドランシア+キングレ+インヴォーカー 手札:キングレムリン、獣戦士」となるため、«深淵の帝王»も初動のうちの1枚にカウントする事が出来るようになり、開岩アイテールを成立させられるカードが3枚から6枚に増えるわけです。
 帝デッキはエクストラにかなり余裕のあるデッキなので入れておいて損はないと思われます。
また、キングレムリンのサーチ先には帝王カードと相性の良い«The tyrant NEPTUNE»や十二獣メタとして使える「レプティレス」関連のカードなどがあるため、環境に応じて使い分けましょう。


・ ソウコ+天枢

 エクストラ、メインに1枠ずつ割くだけで、十二獣展開におけるマンティコアアドバンス召喚に召喚権を割かなくてよくなるため、そのままアイテール⇒烈旋確保の動きが出来るようになります。

  初手:ベイゴマックス+開岩
ベイゴマSS、タケトンボーグをサーチしてSS、インヴォーカーでモルモラットAをSS、ワイルドボウSS、タイグリスSS、タイグリス効果でモルモラットBをSS、ブルホーンSS、ブルホーン効果でモルモラットCをSS、ブルホーン効果でマンティコアサーチ、ドランシアSS、モルモラット×2でソウコSS、ソウコの効果で天枢を発動、帝王の開岩を発動し、インヴォーカーをリリースしてマンティコアをアドバンス召喚。開岩の効果でアイテールをサーチ、マンティコアをリリースしてアイテールをアドバンス召喚。効果でアイテールをSSし、汎神と真源を落とし、汎神効果で烈旋をサーチ

【結果】場:ドランシア+ソウコ+アイテール+開岩+烈旋  手札:アイテール 墓地:真源
 





・ 妖仙獣ギミック

«妖仙獣 凶旋嵐»
星6/風属性/獣族/攻2000/守 100
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「妖仙獣 凶旋嵐」以外の「妖仙獣」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードを特殊召喚したターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。



 凶旋嵐は1枚リリースで出せる上級モンスターの中でもかなり強い部類に入るカードの1枚で、コイツでレベル6妖仙獣をSSする事によって即座にベアトリーチェを作る事が出来、自ターンと相手ターンで合計2枚のカードを墓地に送る事が出来ます。
 これによってアイテールとエレボスを落とす事によって手札の帝王カードをアイテールに変えたり、汎神を落として帝王カードをサーチしつつイデアを落として汎神を落としてアドバンテージを得たり、帝王カード側、帝側の足りない方をサーチしてくる事が出来ます。
 1枚からベアトリーチェを立てる動きはマックステレポーターなどでも出来るのですが、このカードの真価は「妖仙獣」である事にあります。

«妖仙獣 鎌壱太刀»
星4/風属性/獣戦士族/攻1600/守 500
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動できる。手札から「妖仙獣 鎌壱太刀」以外の「妖仙獣」モンスター1体を召喚する。
(2):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、自分フィールドにこのカード以外の「妖仙獣」モンスターが
存在する場合に相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。
(3):このカードを召喚したターンのエンドフェイズに発動する。このカードを持ち主の手札に戻す。



 凶旋嵐は獣族ですが、獣戦士である鎌壱太刀をブルホーンでサーチしつつソウコから出した天枢で鎌壱太刀を召喚して効果によって凶旋嵐をアドバンス召喚する事によって、実質天枢によって追加された召喚権をそのまま使う事が出来るのです。


  初手:開局+凶旋嵐
開局でモルモラットAをSS、ワイルドボウSS、タイグリスSS、タイグリス効果でモルモラットBをSS、ブルホーンSS、ブルホーン効果でモルモラットCをSS、ブルホーン効果で鎌壱太刀サーチ、ドランシアSS、モルモラット×2でソウコSS、天枢発動、天枢効果で鎌壱太刀をNSし、効果で凶旋嵐をアドバンス召喚。効果でレベル6妖仙獣をSS、ベアトリーチェをエクシーズ召喚。

【結果】場:ベアトリーチェ、ソウコ、ドランシア +召喚権+ベアト効果
 



通常、モルモラットNSからスタートした場合はアドバンス召喚を行う動きは弱くなりがちなのですが、この動きなら召喚権を使わずに行えるため、上級側としての性能はかなり高いといえます。
 また、この効果でSS出来るレベル6妖仙獣はどちらも戦闘面でかなり強い効果を持っているため、青眼やノイドなどの高打点を置いてくるデッキに対して有効打になりやすいです。
 リリースを鎌壱太刀ではなくソウコにする場合はエンドフェイズに手札に戻り、次ターン以降も天枢を使って凶旋嵐を出す動きが行える上、鎌壱太刀のバウンス効果を使う事も出来るため、後攻で動く場合などにはかなり重宝します。



・超電磁稼働 ボルテックドラゴン

card1002426_1.jpg

 帝ステ。光属性。レベル5。そりだけ。


  初手:ベイゴマックス+開岩
ベイゴマSS、タケトンボーグをサーチしてSS、インヴォーカーでモルモラットAをSS、ワイルドボウSS、タイグリスSS、タイグリス効果でモルモラットBをSS、ブルホーンSS、ブルホーン効果でモルモラットCをSS、ブルホーン効果でマンティコアサーチ、ドランシアSS、モルモラット×2でソウコSS、ソウコの効果で天枢を発動、帝王の開岩を発動し、インヴォーカーをリリースしてマンティコアをアドバンス召喚。開岩の効果でアイテールをサーチ、マンティコアをリリースしてアイテールをアドバンス召喚。効果でボルテックドラゴンをSSし、汎神と真源を落とし、汎神効果で深淵をサーチ。ドランシア効果で開岩を破壊し、開岩をコストに真源SS、真源とボルテックドラゴンでプレアデスをSSし、プレアデス効果でアイテールバウンス。深淵でアイテールを見せて烈旋サーチ

【結果】場:ドランシア+ソウコ+プレアデス+烈旋  手札:アイテール 墓地:真源、烈旋
 





3.帝デッキの現状の課題
 初動の安定感はかなり高くなったものの、烈旋+アイテール+ドランシアを超えてくる手数で乗り越えられてしまうとそれ以上の防御手段を置けないため、十二獣メタルのような多段攻めを敷いてくるデッキに対してはスタミナ勝負を強いられます。
 その際、汎神をイデアで使いまわすムーブが鍵となるため、最初の展開にベアトリーチェを上手く絡められるかが重要になってきます。
 その点、凶旋嵐は非常に優秀で、コイツを絡めた展開をしたデュエルはほぼ負け無しでした。
 
 ①彼岸要素を更に強くする
 彼岸は2枚セットで十二獣ムーブ、1枚でもリリース要員となれる優秀な下級であり、このデッキと非常に相性が良いですが、2ターン目以降などに手札からSS出来ずに腐ったりします。
 ここで更にランク3が出せる要素を増やす事によって、初動の更なる安定と共に中盤以降ダンテ⇒ベアトリーチェの動きが狙えるようになります。

 ②防御手段を増やす
 アーティファクトや次元障壁などの罠カードを増やし、アイテールを上から超えられないようにします。
 先行、後攻ともに罠単体での仕事が期待できますが、初動率は下がってしまい、事故に繋がる可能性があるので一長一旦といえます。

 ③連撃を活用する
 連撃から相手ターンにアドバンス召喚を行う事で、エレボスなどを相手ターン中の妨害へと昇華します。
 連撃自体が初動に絡まないカードなのと、機能が回った前提となる他、罠カードと違って単体機能しない点が難点ですが、このカードは3積みする事によって素引きせずとも汎神から絡める事が出来るため、決めやすさは段違いに高いといえます。
 アイテールで起動する開岩があまり強くないという問題もこのカードによって解消する事が出来ます。

 
 4.新弾以降の帝デッキ
 新弾で注目すべきはやはり「真竜」でしょうか。
 レベル5の真竜が軒並みアドバンス召喚で場に出す価値のある優秀な効果を持っている上、永続魔法、永続罠が両方とも効果による召喚が行えるテキストを持っているため、かなり帝と相性が良いです。
 さらにレベル5の真竜から持ってこれる永続魔法、永続罠は両方とも破壊された際に魔法罠、モンスターをそれぞれ破壊する効果を持っているため、クライスで割ってアドバンテージが取れる擬似アーティファクトとして運用できる上、真竜の1体であるイグニスHが帝ステータスを持っているのもポイントです。
 帝デッキの現状の課題をかなりクリアしているといえるので楽しみですね。



 以上、帝デッキの紹介でした。
 
スポンサーサイト
Category: 帝の話
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。