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15帝における《ブリリアント・フュージョン》

・前書き

《ブリリアント・フュージョン》というカードをご存知だろうか。

元来、融合召喚は「融合」魔法と素材となるモンスターが2枚。非常に多くのリソースが必要な召喚方法であり、融合によってアドバンテージを得る事は困難を極めた。
その弱点を補うべく、9期の融合デッキである「シャドール」は「デッキ融合」という1つの回答を生み出した。
《影依融合》は融合魔法カード1枚で融合召喚を成立させるという、シンクロやエクシーズもびっくりのお手軽融合召喚だ。
だが勿論こんな強力な動きは無条件で行う事は出来ず、「相手の場にエクストラからSSされたモンスターが存在する」という条件下でのみ成立する召喚方法だった。
その後、デッキ融合カードとして登場した《煉獄の虚夢》も同様の条件が記されていた。
禁止カードの《未来融合-フューチャー・フュージョン》でもない限りはデッキ融合には条件が付き物だ、と各融合デッキが空気を読んで自重していた。

その流れをぶったぎって登場したのがこの

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《ブリリアント・フュージョン》である。

無条件、ノーコストでデッキ融合を行うというとんでもカード。9期の新入りが自重する中、「我、大先輩ぞ?」とばかりにこのような新規をぶっこんできたジェムナイトに対し、誰もが一瞬目を疑った。

「ここまで強い初動を得てしまえば、ジェムナイトが環境に上る事もありうるのでは・・・?」

そう思った人も少なくはないだろう。

だが現実は非情だった。

ジェムナイトは環境デッキどころかCSの分布1枠にすら殆ど現れず、「こんなパワカもらっても弱いのかよw」と蔑まれる結果になってしまった。

だが、不遇な中堅デッキを環境トップへと昇華させるのではないかと期待された事からも分かるように、このカード単体のパワーはやはり凄まじい。
墓地肥やしという1点だけで見ても、「岩石族+ジェムナイト」「雷族+ジェムナイト」「炎族+ジェムナイト」「水族+ジェムナイト」「光属性+ジェムナイト」「ジェムナイトモンスター×3」などの数多くの素材を墓地に送る事が出来る。

これにより様々なカードを墓地に送る事が出来る。このカードの多種多様な使い道についてはoreさんのブリリアントフュージョン出張のすすめに詳しく載っているのでそちらを参照されたし。



・帝の抱える初動問題

「帝」デッキには何パターンかの事故が存在する。

第一に、「リリース要因を確保できない」という事故。第二に、「アドバンス召喚したい帝にアクセス出来ない」という事故。
アドバンス召喚がデッキを回す要となるこのデッキにおいて、これらの要因によりアドバンス召喚がそもそも出来ないという事故は他デッキの事故と比較にならない程に弱い動きを強いられてしまう忌避すべき事態である。

前者の事故を回避するために 《雷帝家臣ミスラ》や 《天帝従騎イデア》などの家臣モンスターが多く採用されたり、後者の問題を解決するために帝を多めに採用するなどの試行錯誤が為されてきた。

そんな中、これら2つの弱点を同時に解消する事の出来る「超量帝」の登場が大きな注目を集めた。
《緊急テレポート》を用いて《超量士ブルーレイヤー》を特殊召喚し、《超量士レッドレイヤー》をサーチする事によって「リリース要員と上級を同時に確保する」という動きを実現した物だった。
《帝王の開岩》と組み合わせる事によってレッドレイヤーをアドバンス召喚しつつアイテールへとアクセスする事も可能であり、安定感に欠ける帝デッキの初動問題の解消に一役買っていた。


・15帝を考え始めた経緯

自分は今期は【幻影騎士団】ばかり触っていたのだが、この超量帝のプランを初めて聞いた時、そのあまりの綺麗さに衝撃を受け、今期のCS予定があらかた終わったら帝の構築に着手しようと考えていた。

帝デッキの主流構築といえば「EX0帝」であり、《真帝王領域》を使って相手のエクストラデッキを封殺する事でパワーの弱体化を図る非情に強固なロックデッキとして環境に影響を与えた。

しかし、昨今メインデッキに《エキセントリック・デーモン》や《サイクロン》が増え、サイドから《ツインツイスター》等を増量されてはこのロックは不成立となってしまう。アドバンス召喚だけに頼る構築では《生贄封じの仮面》などの弱点も対策が難しい。

というわけで、信頼がイマイチな領域のロックに頼るより、緊テレからの《幽鬼うさぎ》でシンクロ召喚を行ったり、フリーチェーン化した超量エクシーズを用いたりと「超量帝」の利点をフルで利用できる「EX15帝」を考える所からスタートした。

そして考え始めること数分、1つの電波を受信する事となる。

「エクストラ使って良いならブリリアントフュージョン使えるんじゃね・・・?」




・15帝へのブリリアントフュージョンの出張

ブリリアントをジェムナイト以外のデッキに出張する上で最も採用率が高いのがこの《ジェムナイト・セラフィ》である。

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「光属性」という非情に緩い素材を持ち、更に場に居るだけで召喚権を1つ増加する。ブリリアントフュージョン1枚が「墓地に光属性を送りつつ二重召喚+レベル5モンスターSS」というカードとして成立する。

これだけでも十分強いのだが、更に《ジェムナイト・ラズリー》を組み合わせる事でこのカードは真価を発揮する。

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ブリリアントフュージョンで「ラズリー+光属性バニラ」を墓地に送る事により、セラフィをSSしつつ墓地に送ったバニラをそのまま手札に加える事が出来るのだ。
これにより、「召喚権を残したまま場に上級モンスターをアドバンス召喚する」という状況がブリリアント1枚で成立する事になる。

採用するモンスターは光属性の上級バニラなら何でも良いのだが、中でもオススメなのが《PSYフレーム・ドライバー》だ。

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墓地に送ったドライバーを利用して手札誘発の「PSYフレームギア」モンスターを採用する事が出来る。
特に《PSYフレームギア・γ》は苦手な《ナチュル・ビースト》へのメタになったり、相手の先攻展開を阻害するのに使ったりも可能な強力な妨害手段となる。
自身のターンにPSYフレームギアの効果を使った場合はそのままレベル8シンクロが可能なので、「帝王」カードと相性の良い《PSYフレームロード・Ω》をシンクロ召喚する事が出来る。

この他、採用するバニラのもう1つの選択肢として挙げられるのが《メタファイズ・アームド・ドラゴン》である。

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見てのとおり攻撃力2800、守備力1000というステータスを持っているため、「手札に《帝王の深淵》があるが帝モンスターが無いので使えない」といった状況に対して有効である。
が、レベル7の最上級モンスターであるため、PSYフレームドライバーのように1枚で何かするといった動きにはならないので少し見劣りするが、一応セラフィによって増えた召喚権を使えばアドバンス召喚が可能なので「深淵+ブリリアント+下級モンスター」というような手札の時に開岩+アイテールを構える事が出来るのはドライバーにはない利点といえる。


・初動の例

「ブリリアント+開岩」

→ブリリアント発動、ラズリーとドライバーを落としセラフィSS、ドライバーを回収して開岩を発動し、セラフィによって増えた召喚権でドライバーをアドバンス召喚。開岩でアイテールをサーチしてアドバンス召喚、効果でデッキからアイテール(orエレボス等)をSSし、汎神と真源を落とし、汎神の墓地効果で烈旋(or連撃)をサーチして伏せ、エンドフェイズにSSしたアイテール(orエレボス等)が手札に戻る。

場:アイテール、開岩、烈旋 手札:アイテール 墓地:真源

もしくは

場:アイテール、開岩、連撃 手札:エレボス等 墓地:真源


ブリリアントを使った最も基本的な初動。アイテールをSSする部分をエレボスやガイウスに変えて烈旋の代わりに連撃をサーチする事で、任意の最上級帝モンスターを相手ターンにアドバンス召喚しつつ開岩でアイテールをサーチする事も出来る。
烈旋を構えたい場合はアイテール&烈旋を、除去を行いつつアイテールを構えたい場合はエレボス&連撃をサーチするのが望ましい。

「ブリリアント+汎神」

→ブリリアント発動、ラズリーとドライバーを落としセラフィSS、ドライバーを回収し、ブリリアントの効果で手札の汎神を墓地に送る。汎神の効果で開岩を3枚見せてサーチして発動し、セラフィによって増えた召喚権でドライバーをアドバンス召喚。開岩でアイテールをサーチしてアドバンス召喚、効果でデッキからアイテールをSSして真源と任意の帝王カードを墓地に送り、エンドフェイズにアイテールが手札に戻る

場:アイテール、開岩 手札:アイテール 墓地:真源、任意の帝王カード


最初のパターンより弱いパターンとなってしまうものの、このように汎神を1枚だけ引いてしまってドロー効果が使えない場合にはブリリアントフュージョンの「手札から魔法を切れる」という性質が大いに役に立つ。

「ブリリアントのみ」
→ブリリアント発動、ラズリーとギャラクシーサーペントを墓地に送りサーペントを回収して通常召喚、ブラックローズドラゴンをシンクロ召喚し全てを無に帰す


サーペントを投入する事によって召喚権を使わずに相手のあらゆる罠をぶちこわすという選択肢が生まれる。
生贄封じの対策には持ってこい。後攻からのサイチェンプラン等に良いかもしれない。


・その他の用途

これらの初動としての機能の他にも、「場にレベル5モンスターを置きつつ召喚権を増やす」という用途があるのでその汎用性は高い。

例えば、クライス+ブリリアントという初手であればブリリアントによって増やした手札でクライスをアドバンス召喚し、場に残るブリリアントや不要な魔法・罠カードを破壊してドローを行いアイテールやエレボスを引きこみに行き、引けた場合は残った召喚権でそのままアドバンス召喚する、などといった動きも行う事が出来る。

また、真源がレベル5モンスターとしてSSされる都合上、このデッキはランク5エクシーズを多く採用している。セラフィをリリース用の素材として考えるだけではなく、エクシーズの素材として利用する事も考えられる。


・まとめ

前述のとおり、非常に柔軟性がある初動パーツとして使う事が出来るが、ジェムナイトラズリーという素引きすると弱いカードを投入しなくてはいけないという欠点が気になるところである。

チキンレース、帝王領域、テラフォーミングと共に召魔装着を採用する事で素引きしたゴミを捨てながらアドバンス召喚のリリース要因を確保する、などのサブギミックによってケアしたり、ランク5を立てやすい構築にしてデュランダルでデッキに戻すなどの工夫が必要だ。

うまく形になればとても有用なギミックだと思うので、15帝を考えている人は是非ブリリアントフュージョンの採用を検討してみてほしい。
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